第340回 公開テスト(午前) 重要単熟語のおさらい

※この記事で紹介する単熟語は、『TOEIC®L&R テスト 英単語・熟語ワードツリー』(旺文社)をベースにしています。

1. errand(CEFRレベル:–)
1つ目の単語はerrandです。900点以上を目指している人は押さえておきたい重要単語です。errand1語で登場するというより、以下の2つのフレーズで登場します。

💎run an errand(使いに走る、用事を済ます)
💎on an errand(お使いの最中で)

また、errandは可算名詞ですので、run errandsやon errandsのように複数形でも使われます。



2. skyscraper(CEFRレベル:B1)
続いてskyscraperです。skyscraperは「超高層ビル、摩天楼」という意味です。ワードツリーに語源は載せていませんが、「sky(空)+scrape(こする)+er(もの)→空をこするほど高い建物→超高層ビル」ということです。

💎ever-taller skyscraper(絶えず高くなる超高層ビル)



skyscraperと併せてhigh rise(高層ビル)も押さえておきましょう。ところで、skyscraperと同じ「土地・建物」カテゴリーに掲載されているarchitecture、construction、structureの意味は大丈夫ですか?constructionを「建設」という意味でしか覚えていないなんてことはないと思いますが、ドキッとした人はワードツリーのP251を参照してください。

3. reassure(CEFRレベル:C1)
reassureには「~を再び保証する」という意味もありますが、それより「(人)を安心させる」という意味の方が大事です。TOEICでも後者の意味で頻出します。

💎reassure coworkers(同僚を安心させる)



名詞のreassuranceも押さえておきましょう。

4. sturdy(CEFRレベル:–)
sturdyは形容詞で「頑丈な、丈夫な」という意味です。限定用法でも叙述用法でも使います。

💎install a sturdy fence(丈夫な柵を設置する)
💎This table is not that sturdy.(このテーブルはそれほど丈夫ではありません)



sturdyはstudyとスペルが似ているので混同しないように注意しましょう。また、同じ「強固・頑丈」カテゴリーに掲載されているrobustもとても大事な形容詞ですので、併せて押さえておきましょう。

5. certificate(CEFRレベル:B2)
certificateは名詞で「証明書」という意味です。certが(ふるいにかける、分ける)という意味で、「ふるいにかけられたことを示すもの」→「選ばれた人に与えられるもの」→「証明書」ということです。

💎The winners will receive certificates from the event organizer.
(受賞者にはイベント主催者から賞状が贈られます)
💎gift certificate(商品券)



certificateと併せて覚えておきたいのがcredentialsです。意味は大丈夫でしょうか?

6. typically(CEFRレベル:B1)
730点以上を目指す人が、形容詞のtypicalとセットで覚えておかなければならない単語です。まず形容詞のtypicalから見ていきましょう。typicalの語源とイラストを見てください。「型にはまった」→「典型的な」→「よくある、いつもの」ということです。すごくわかりやすいですよね。単語はイメージで覚えることも大事です。

💎on a typical weekday(通常の平日に)
💎These landscape paintings are typical of his work.
(これらの風景画は彼の典型的な作品です)

というわけで、副詞のtypicallyは「典型的に、いつも通りに」という意味です。



話を形容詞のtypicalに戻して、もし会話の中でTypical!って言われたらどういう意味だかわかりますか?「典型的!」とか「いつもの!」という意味ではありません。そこで大事になってくるのが口語表現の知識です。ワードツリーのP386を見てください。



そうなんです。Typical!は「またかよ!」って意味なんです。口語表現っておもしろいですよね。ワードツリーではTOEICに頻出する(または今後出題が予想される)111の口語表現を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

7. distinct(CEFRレベル:B2)
この単語の意味を知っている人は860点レベルと言っていいでしょう。distinctは「①(違いなどが)はっきりした、②明らかな、③(可能性が)高い」という意味です。③の意味まで押さえている人は990点レベルです。

💎distinct improvement(明らかな改善)



副詞はdistinctly(はっきりと、明らかに)です。ここで英語力に自信のある方に質問です。distinctとdistinctiveの違いは何でしょうか?講師は即答できなければ失格です。ヤバっと思った方はワードツリーのP183をご参照ください。

8. seasoning(CEFRレベル:C2)
特に料理をする人にとってはなじみのある「調味料」という意味の単語です。seasonは「季節」なのに、何でingが付くと「調味料」という意味になるのでしょうか?

実はseasonには「~に味付けをする」という動詞の意味もあって、その動名詞のかたちがseasoningなのです。それが名詞化して「味付け、調味料」という意味で使われるようになったというわけなんですね。

💎add seasoning to the dish(料理に調味料を加える)



さて、TOEICでは料理に関する単語もよく出てきます。ワードツリーでも「料理・食事」というセクションで数多くの単熟語を掲載していますが、seasoningはその中の「レシピ・調理工程」というカテゴリーの中で取り上げています。そして、seasoningとcondimentはセットで覚えるべき単語です。

同じカテゴリーの中の単熟語を意味のつながりでまとめて覚える!これがワードツリーのコンセプトですので、ワードツリーを使えば効率よく語彙力を伸ばしていくことができます。

9. entrée(CEFRレベル:C2)
entréeは「主菜」という意味です。TOEICではレストランのメニューや料理に関するトピックで登場します。main dishも「主菜」という意味ですが、メインディッシュは日本語化しているのでentréeの方が狙われます。

💎For the lunch special, you can choose an entrée, a drink, and one side dish.
(ランチ・スペシャルでは、主菜、飲み物、そして副菜を1品選ぶことができます)



当然のことながら、「前菜」にあたる単語も押さえておく必要がありますが、何だかわかりますか?3パターン言えることが大事です。entréeの上のぼかしがかかっているところに「前菜」にあたる単語が3つ掲載されているのですが、いくら目を細めて見えないと思いますのでP233で答え合わせをしてみてください。同じ「食事の名称・スタイル」カテゴリーにあるstapleも出題実績のある大事な単語ですよ。

10. attire(CEFRレベル:C2)
あたい嫌!こんな着るの」という語呂合わせで覚えたいattire(衣服)です。自分のことを「あたい」とか「あちき」と呼ぶ女性が今の時代にいるのでしょうか?それはさておき、自分のことを「あたい」と呼ぶ女性は服の好みもうるさそうです。

💎We are required to wear business attire when meeting clients.
(私たちは顧客に会う際、ビジネス服を着用するよう義務付けられています)



attireと併せて押さえておきたい単語はgarmentです。その他、「衣服・衣類」カテゴリーには服に関する単語がまとめて掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

いかがでしたか?ではまた次回もお楽しみに!
Keep on studying!

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